2018年06月06日

知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問21

【問21】

 商品自体の形状であっても、登録要件さえ満たしていれば商標登録を受けることが可能です。『人の知覚によつて認識することができるもののうち、文字、図形、記号、立体的形状若しくは色彩又はこれらの結合、音その他政令で定めるもの』であれば商標として保護される可能性があります(商2条1項)。

 使用によりキャラクター自体が識別標識として機能する可能性はあるため、商標登録するべきという考え方は適切です。

 包装紙であってもそのデザインがユニークであれば識別標識として機能する可能性はあるため、商標登録するべきという考え方は適切です。


【解答 ア 】合格教本4−1参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


弁理士 岩崎博孝
posted by 弁理士いわさき at 16:00| 知財検定過去問解説

知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問20

【問20】

 受け皿と組み合わせていたとしても、模様Aを有するティーカップを販売している限りにおいて意匠権侵害を構成します。

 漫画に登場させているのみでは意匠の実施に該当せず侵害となりません(意2条3項)。なお、販売のためにパンフレット等に模様Aを有するティーカップの写真を掲載しているような場合は「譲渡の申出」として実施行為に該当しますから、意匠権侵害となる場合があります。

 意匠権の効力は類似範囲にまで及びますが(意23条)、ティーポットは非類似の物品ですから、意匠としても非類似となり効力が及びません。


【解答 ア 】合格教本3−8参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


弁理士 岩崎博孝
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知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問19

【問19】


 商標権取得後の使用によって、商品aについて「ABC」が普通名称等になった場合でも、それによって無効とされることはありません。

 商標権の効力は、その指定商品の一般名称(普通名称や慣用商標など)には及ばない旨規定されています(商26条)。他社製品を含めて「ABC」と呼ばれるということは、「ABC」は一般名称化していると捉えることができます。そうするとX社の宣伝とならないばかりか、商標権の効力も制限されますから、ライセンス契約をする必要性もなくなってしまいます。

 このような対応を採ることで、一般名称化を防ぐ事ができますから望ましい対応です。


【解答 ウ 】合格教本4−6参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


弁理士 岩崎博孝
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知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問18

【問18】

 国際出願自体を日本語で行うことは可能ですが、米国へ移行手続をする際には英語による翻訳文が必要となります。

 国毎に特許要件は異なるので、そのような場合はあり得ます。

 例えば日本国特許庁を受理官庁としてPCT出願を行い、その後米国へ国内移行することにより、米国で特許権を取得することが可能です。


【解答 ア 】合格教本5−3参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


弁理士 岩崎博孝
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知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問17

【問17】

 『品種登録は、出願品種の種苗又は収穫物が、日本国内において品種登録出願の日から一年さかのぼった日前に、外国において当該品種登録出願の日から四年(永年性植物として農林水産省令で定める農林水産植物の種類に属する品種にあっては、六年)さかのぼった日前に、それぞれ業として譲渡されていた場合には、受けることができない。』と規定されています(種4条2項)。
 よって、品種Aの譲渡が国内でされた場合を想定すると、その譲渡が出願日から遡って1年よりも後に行われていれば、品種登録を受けることが可能です。

 品種登録出願の拒絶については、特許法等における拒絶査定不服審判のような特別な不服申立の制度はありません。よって、不服がある場合には、行政不服審査法に基づいた不服申立を行うことになります。

 品種登録の願書は「農林水産大臣」に対して行います。


【解答 ア 】合格教本8−1参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


弁理士 岩崎博孝
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知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問16

【問16】
 意匠権の効力は類似範囲にまで及びます(意23条)。よって、素材が異なっていても、デザイン全体として極めてよく類似しているなら、意匠権の効力は及びます。

 「輸出」も実施行為ですから意匠権侵害に該当します(意2条3項)。

 問題文のような前提に立てば、Y社には先使用権が発生していると考えられ意匠権侵害を構成しません。また、Y社の販売にによって意匠権Dには無効理由(出願前に類似する意匠が公知になっていることにより新規性が無いといいう無効理由)が存在し、権利行使が制限されてしまいます。


【解答 ウ 】合格教本1−16、3−8、P285コラム参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


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知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問15

【問15】

 乙は絵画Aについて著作権を譲り受けているので、それを写真に撮り(複製)販売しても問題となりません。

 (正規に)購入した絵画Aそのものを他人に譲渡するわけですから著作権法上は何ら問題ありません。

 著作権を譲り受けていたとしても、著作者人格権(氏名表示権など)は著作者に一身専属しており譲渡不可能です(著59条)。よって、絵画Aの著作者を乙として記載すると、甲の著作者人格権を侵害することになります。 


【解答 ウ 】合格教本6−8参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


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知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問14

【問14】

秘密意匠の請求は、
@意匠登録出願と同時
A第一年分の登録料の納付と同時
この2つのタイミングで行うことが可能です(意14条)。


【解答 イ 】合格教本3−7参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


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知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問13

【問13】

 このような契約は何ら問題ありません。

 意匠権の存続期間満了後は、専用実施権を設定する対象自体が既に無くなっているため、契約としては最も不適切です。存続期間が満了していることを意匠権者側が知っていてこのような契約をするのは詐欺となり得ますし、権利が存続していると勘違いしていたような場合は「錯誤」があったこととなり契約自体がが無効となり得ます。

 通常実施権は重ねて複数契約しても何ら問題となりません。


【解答 イ 】合格教本1−15、11−1参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


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知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問12

【問12】

 音楽ファイルに録音されている鳥の鳴き声は著作物ではありませんから著作権は問題となりません(思想又は感情に該当しない)。一方、その音を最初に録音した(固定した)丁さんには、著作隣接権(レコード製作者の権利)が発生します。よって、丁さんに無断でその音声ファイルをアップロードすると、著作隣接権としての送信可能化権を侵害することになります。


【解答 ウ 】合格教本6−2、6−21参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


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知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問11

【問11】

音楽ファイルに録音されている鳥の鳴き声は著作物ではありませんから著作権は問題となりません(思想又は感情に該当しない)。一方、その音を最初に録音した(固定した)丁さんには、著作隣接権(レコード製作者の権利)が発生します。よって、丁さんに無断でその音声ファイルをアップロードすると、著作隣接権としての送信可能化権を侵害することになります。


【解答 × 】合格教本6−2、6−21参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


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知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問10

【問10】

丙は、そのダンス(振り付け)についての著作権者であり著作隣接権者(実演家)でもありますが、動画ファイルのURLを掲載しても、それは複製等を行っている行為ではありませんから、何ら問題ありません。


【解答 ア 】合格教本6−9、6−10、6−11参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


弁理士 岩崎博孝
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知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問9

【問9】

丙は、そのダンス(振り付け)についての著作権者であり著作隣接権者(実演家)でもありますが、動画ファイルのURLを掲載しても、それは複製等を行っている行為ではありませんから、何ら問題ありません。


【解答 〇 】合格教本6−9、6−10、6−11参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


弁理士 岩崎博孝
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知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問8

【問8】

ショパンは死後50年以上経過していることが明らかなので、当該楽曲についての著作権は既に消滅していて問題となりません。しかし、それを演奏した乙には実演家として著作隣接権が発生します。乙に無断でその音声ファイルをアップロードする行為は、乙が有する著作隣接権としての送信可能化権を侵害することになってしまいます。 


【解答 ウ 】合格教本6−19、6−21参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


弁理士 岩崎博孝
posted by 弁理士いわさき at 10:58| 知財検定過去問解説

知財検定3級過去問解説 第29回 実技 問7

【問7】

ショパンは死後50年以上経過していることが明らかなので、当該楽曲についての著作権は既に消滅していて問題となりません。しかし、それを演奏した乙には実演家として著作隣接権が発生します。乙に無断でその音声ファイルをアップロードする行為は、乙が有する著作隣接権としての送信可能化権を侵害することになってしまいます。

【解答 × 】合格教本6−19、6−21参照
(注意事項)
・問題は知財検定HP等でダウンロードすることが可能です。
・解説は、各回試験が基準とする法令に基づく解説であり、その後の法改正には対応しておりません。
・著作権及び著作者人格権は、「弁理士 岩崎博孝」に帰属しています。私的使用の範囲内で利用してください。


弁理士 岩崎博孝
posted by 弁理士いわさき at 10:56| 知財検定過去問解説